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2013年1月24日

マンガ大賞ノミネートと俺的マンガ大賞

今年もマンガ大賞のノミネート作品が公開されました。

マンガ大賞2013

 

今年は名を知らない作品が無いにしても、未読の作品も多いので読まねばなーと思う所ですね。

あと後々ノミネート外リストがpdfで公開されるので、それをさらっていくのもけっこう好きです。

"マンガ秋100"の1位作品『俺物語!!』や、"このマンガを読め!"の1位『ぼくらのフンカ祭』に2位『人間仮免中』、"このマンガがすごい!2013"1位の『テラフォーマーズ』2位『ハイスコアガール』。

各賞の上位を見ているとかなり被っている作品が多く、マンガ大賞もそーゆー意味では近しいものになりつつあるようで。

 

逆にこの辺とかすってない作品がとってくれるとそれはそれで面白いんですが。

個人的にはこの中だと『竜のかわいい七つの子』、次点で『山賊ダイアリー』でしょうか。

 

コミックナタリーpresents 第1回「マンガ秋100」公式サイト

コミックナタリー - このマンガを読め!1位は、真造圭伍「ぼくらのフンカ祭」

「このマンガがすごい!2013」今年は「テラフィーマーズ」と「俺物語!!」が1位に選ばれる

ってかマンガの賞増えたなぁ...

 

ちなみに丁度、『この装丁が凄い2012 100』も公開されました。

この装丁がすごい!~漫画装丁大賞~2012 【ベスト100+α】 良いコミック

基準が違うにせよ装丁に拘っている作品は中身も拘りを感じる面白い作品が多い印象があるので、ここをきっかけに読む作品もけっこう多いです。

あと ここは何か好きな漫画が上位にあると妙に嬉しいw

 

 

俺的マンガ大賞

いきなりなんだという感じだけど、マンガ大賞の基準に沿って自分でマンガを選んでみる遊びです。

まぁ俺が2012年に読んだ漫画で面白かったものを上げているだけです!

なので皆もやるといい。

 

一応マンガ大賞の条件である2012年中に単行本が出た作品で8巻以下のもの、という基準に従っています。

あと「友達に勧めたい」って部分も重要。

なんでノミネートって書いてるかっつーと1冊を選べなかったからです( ´-`)

 

ちなみに去年は『かみあり』『遠野モノがたり』『王狩』『星川銀座四丁目』『血界戦線』でした。

 

(表紙が出るのもあって、amazonのアソシエイトを使っているので、広告ブロックしてると殺風景かも。)

 

 

ノミネート

  

  

 

どれも他の賞では見掛けない作品になってしまいました。

そもそも読んでる作品が偏ってるのもあるよね。

 

えすとえむ先生の『ゴロンドリーナ』あたりはマンガ大賞ノミネートきてもいいんじゃないかなーと思っていたので、ちょっと残念。

まぁまだまだ2巻なので、今後出てくる可能性もあるかな。

闘牛士になろうとする女の子のお話しなんだけど、そもそも闘牛士ってトレロカモミロくらいしか思い浮かばないくらい知らないので、そーゆー未知のジャンルで綿密に描かれてるものが読めるのも面白いんだが、内容にほんとうに引き込まれる。

展開はすげー早くて、なんかもったいないくらいだけど テンポよくて読みやすいのも勧めやすい点ですね。

 

久正人先生の『エリア51』。 略してリアじゅう(公式)

何か回りでは あまり話題になってないんだけど、昨年も『血界戦線』がノミネート外にすら入ってなかったのもあって、この辺 広く受けそうな印象なので意外に思う。

『かみあり』といい、怪異や神話を混ぜこぜにしてる系はあまり世間にはウケんのだろうか。

 

『それは私と少女はいった』はミステリものかな。

まぁ謎解き的なものではないのだが、1つの謎をベースにした連作短編といった感じで、読んだ後2~3度読み返した。

まぁミステリ寄りだと、昨年の『外天楼』なんかと比べてしまうので少し見劣りせんこともないが、タカハシマコ先生は好きですね。

 

『青春離婚』『ファンタジー』『僕らはみんな河合荘』 この辺は全部恋愛モノに入るか。

個人的にあんまり恋愛もの漫画読まないんだけど、読んだやつは上位に入ってるの多いので、実は恋愛もの好きなのでは...?

どれもストレートな恋愛ものじゃないが、中でも『ファンタジー』が異色で、主人公が"警察に協力する人の心が読める14歳の少女"で、どう考えても異能ミステリなんだけど、それをベースにした恋愛もので、しかも相手が...まぁその辺は読んでもらうのが良かろう。

 

 

次点

   

      

『あさひなぐ』はなぎなた部のお話。

マイナースポーツの漫画はけっこう好きなんだけど、読みはじめた時は女子の武器を使った武道という事で、剣道漫画の『武士道シックスティーン』と印象をかぶらせていたので、さらさら読む程度だったんだけど、4巻あたりから俄然面白さが増してきたので、押していきたい漫画ですね。

 

『四月は君の嘘』は昨年のマンガ大賞ノミネート作品だし今更言う事もないが、面白いまま駈け登ってる感じなのに今年のノミネートには入れなかったですね。

刊行スピードが早いのもあるけど、展開がけっこうスピーディーなのも好みの1つである。

『血界戦線』も今年無かったし、冊数的に来年には選考条件から外れそうだよなぁ...

 

『竜のかわいい七つの子』は今年のマンガ大賞ノミネート作品なので俺が何か書くまでもないが、なぜノミネートにいれなかったかというと 狼男の話しとか竜の子の話しは好きだったんだけど、どうにも人魚の話しが苦手だった。

綺麗にまとまった短編で好きなんだけどね。

短編でのノミネートと言えば、この1年は市川春子先生は新刊が無かったんだなぁ...

 

『この果実は誰のもの』『センセイあのね?』は4コマ作品の恋愛もの。

(やっぱり恋愛もの好きなんじゃね?

前者は表題作は半分くらいで完結して、後は短編集。

普通の単行本にすると3話分くらいしか無い気もするけど、この人の描く作品は どれも雰囲気持ってて好きだ。

後者は何か同時期に似たような名前の作品が大量に出たのをきっかけで知ったという適当な感じだったけど、買ってみたら面白かったので 同作家の既刊を全部買ってしまった。

装丁などのお仕事もされていて、『Landreaall』の装丁に名前が書かれているのを見た時は驚いた。

 

『悪戯ちょうちょ』は音楽モノであり、さらに百合要素もあるという何か俺得な作品です。

まぁ来月2巻が出るくらいなのでまだまだ序盤という事で どちらの路線もどうなるか分からんのだけど、『ピアノの森』とか『四月は君の嘘』なんかが好きな人に勧めたい。(そして百合漫画に興味を持つがいい)

 

最後に『はしっぽ花星。

こちらもまだ1巻が出たばかりという事で、お話は序盤だけど やさしい空気を持った漫画で好きですね。

あと ちょっと百合っぽい空気もあったり。

友達に勧めてもらって 以前に『空声』を買っている流れので、今後はもっと遡って こがわみさきさんの本を買い揃えていきたい。

 

この辺りは『すきまめし』とか『秋津』『山賊ダイアリー』『ドラゴンステーキ』『ボールルームへようこそ』『東京シャッターガール』『ごっこ』『かみあり』『お嫁さんは神様です。』辺りも入れるか悩んだ。

絞るのは難しい。

 

 

百合漫画

  
  

何で百合が枠として独立してんだっつー話しだけど、リストに上げていったらこんだけあったんだよ。

あんまりハードなのよりも、ゆるっとした感じのが好きなんだけど、全部ゆるっとしてるかというとそうでもないね。

 

『恋のカオリ』は1~2話程度で完結する学校を舞台にした短編集。

表題作ではないのだけど、"香り"にまつわる短編が2つあって、それらがどちらもスマッシュヒットだった。

竹宮ジン先生の作品は えぐるように打ち抜いてきますね。

それはそうとして、『想いの欠片』の続きを読みたい...

 

『総合タワーリシチ』は 百合百合してるかっつーとそこまでではあるんだが、普通に漫画として面白いので 好きなんだけど、

最近「作品名で損してるよね」という話しを聞いて納得した感じがある。

まぁかわいくてちょっと変わった女の子たちの学園生活ものですが、どっちかというとギャグ漫画的なセンスが好きだ。

 

『ひまわりさん』は百合漫画っつーほどに百合百合はしてないのだけど、これも好みの雰囲気を持った作品。

『ARIA』とか好きな人は好きなんじゃなかろうか。(あとは こがわみさきさんの作品とか。

本屋の店主とその本屋に通う女子高生のお話しなんだけど、読むと「ひまわりさん!好きだー!」って言いたくなる。


『彼女とカメラと彼女の季節』は買った時は百合漫画として買ったわけじゃなかったんだけど、男性キャラがしっかり入ってはくるけど れっきとした百合漫画だった。

これも『悪戯ちょうちょ』同様、百合漫画をそんなに読んでない人に勧められる 純粋に面白い漫画なので push していきたい。

 

『prism』は一時話題になったので知ってる人も多いのではないかと思うが、成年誌を中心に書かれてた東山翔先生が百合専門誌の"つぼみ"で描かれていた作品。

成年誌出身としての画力がいかんなく発揮されていて、今期の百合漫画では一つ突き抜けたインパクトのある作品だったが、トレス発覚により休載してしまわれた...

『ダシマスター』の二の舞か...

 

最近"百合姫"方面はニコニコとのコラボが熱い感じですが、"つぼみ"の方は休刊になってしまったので、まじ辛い。

 

 

友達に勧められない

 

個人的に2012年中に出た作品のトップを選ぶならこの2作品のどちらかになるんですが、

「友達に勧めたい」か?っつーと、うーん 多分 無理。

その辺、『秋津』とかの方が回りの人にはウケが良さそうではある。

 

『成程』はサイズが雑誌みたいなサイズって時点でなんかもう異色なんだけど、中身もかなり異色な感じのシュールギャグ系と言ったらいいのか何なのか。

とりあえず自分は腹抱えながら読む漫画だとして読んでるんだけど、回り何人かに勧めると 「え?オチは?」みたいな感じで納得がいかないようで...

『ゆゆ式』も4コマ作品という違いはあるが、こっちは1~4コマ全部でボケる勢いだったりするので、これも「え?オチは?」みたいに受け入れてもらえない事が多い...

 

個人的にはギャグ系としてはマストなんだけどなー。

ただ、『あいまいみー』くらいまでいくと、俺もよく分からない。


あと2012年に出会って今フレッシュな作品として、『週刊メロンコリニスタ』も"友達に勧められない"枠として置いておく。

これ別に雑誌に描いてるとかじゃなくて、 Tumblrで公開されてる作品なんだが、かなりツボなので、俺と趣味があう人ならいけると思う。

うっかり委託されてた同人誌買ってしまったわ。


 

あとがき(基準外作品の話しも

昨年は『Landreaall』に出会った年でもあった。

まぁもう21巻出てる長い作品だし、マンガ大賞の基準とかだと完全に外なんだけど、昨年出会った漫画では『成程』と並んで面白かった上に、誰にでも勧められる漫画だったりする。

ってか方向が違いすぎて、並べるようなものでもないが...

 

まぁ既に知名度はかなりあるんだろうけど。

他だと桂明日香作品に出会えたりとか。

 

例年よりは漫画買う量も読む量もすげー減ったし、冒頭に上げた賞の上位に入ってる漫画も半分くらいしか読めてない現状、

読んでないものを差し置いて「こっちを入れるべきだ!」とは言えないので、しゅくしゅくとノミネート作品を買うなどしますが、

まぁ それはそれとして、 「この装丁が凄い」の冒頭にも書かれてる

1万人装丁好きが集まれば1万通り、

1億人装丁好きが集まれば1億通り存在する装丁ランキング

みたいなもので、まぁ このマンガ大賞のノミネート発表にあやかって、みんな好きな漫画ランキングとかガンガン書いてくれるといいな。

とくに自分と趣味が被ってる人のランキングがあれば、その中で読んでない作品とかはヒット率高そうで期待していきたい。

 

この漫画好きならこれも読めや!

みたいなブコメも期待。

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