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2014年5月27日
4月に読んで面白かった漫画
以前「今月読んだ漫画」というのを書いていたのだが、さすがに全部書くのはダルかったのか、とうとう更新しなくなってしまったので「面白かったわー!」ってなったやつだけに絞っていけばいいんじゃないかと思いました。
特に4月は当たりだ!って新作が多かったのもある。
今回は新作中心になるけど、別に既刊で今月読んだものとか、シリーズものの最新刊とかも入れるような気はする。
特に面白かった3冊。
普段試し読みをしてて「これは買いだ!」って即買いするやつって案外少ないんだが、今月は豊作であった。
『+αの立ち位置』は異界召喚ファンタジーものなのだが、主人公が完全に脇役・裏方気質なのがすげー面白い。
ファンタジー世界としてありがちな感はなくは無いけど、いい感じの世界設定だけど、主人公が完全その蚊帳の外にいてウケる。
ギャグセンスもいいし、シリアスシーンとのバランスもいいし、お話の進みがすげーテンポいいしで個人的にかなりヒットした感じだった。
表紙で美形ものか...と弾きそうになってて危なかったわ。
1~2話はWEBで読めるのでお試しあれ。
なお1巻読んだら、そっから続きがWEBで公開されてるからさくっと読めるんだが、けっこう急展開になるな...
『魔法使いの嫁』は『二人の恋愛書架』を描かれてたヤマザキコレさんの作品なのだが、最初気付かずに完全に知らない作家の新作だと思って読んでハマった感じだった。
こーゆー現代ものでありながら魔法が出てくるみたいなファンタジーも好きだし英国の雰囲気も好きなんだが、それすら超越してなんつーか雰囲気的な所が満点に好きだわ。
恋愛的な要素はもっと後々増えてくんのかもしれんが、恋愛書架の作者さんなのでそーゆー面も多いに期待して待てるのがいいね。
こちらも1話試し読みがWEBであるので、導入読めば世界観は掴めると思う。
『魔法少女さん』は完全にガラっと空気変わってギャグマンガなんだが、最近増えてる魔法少女ものの変則作品の中では一番好き。
なんつーか長く悪と戦って世間に揉まれ、すれた感じになりつつも、どこまでも直向きに魔法少女としての職務を全うする魔法少女さんが結果として溢れんばかりの父性を持ったおっさん化してるのがいいわ。
おっさんなんだけど、すげーいいおっさんすぎる。
こーゆーやつ高校の友達に居たなぁ...という気持で読んでいます。
WEB連載で1巻収録分は1話しか読めないのだが、1話読んだ後にそのまま14話から最新話まで読んで単行本を買ってしまった。
こっからは1冊ずつ。
ここで1冊続刊ものの最終巻なのだが、『がらくたストリート』は蘊蓄マンガだったり民俗系のマンガだったりな所を作者の好き放題やってるのだが、個人的にすげーツボなラインなので1~2巻読んで3巻を楽しみにしてたんだが、あまりにも筆が遅い×全然売れてない という問題があり続刊は絶望視されていたので、(雑誌掲載されない完成話を自サイトにzipで上げちゃう暴挙もありならが)編集部に「今年中にあと2話かけたら掲載は無理だけど単行本は出せる」と御情けを貰って それでも多分無理なんだろうなぁと思っていたらほんとに出た!という奇跡の作品です。
熱量のあまり長文になってしまった...
探してみたらソク読みで1巻の35ページまで試し読みが出来るみたいなので、是非に。
グルメマンガ好きが友達にいるのでよく話すのだけど、舞台が京都で知ってるお店もちょくちょく出てくるのもあって楽しく読めた。
読んだ翌週には友達と出てきたお店に行っちゃったくらい良かった。
全部描き下ろしの単行本な上に、元々マンガを描かれてた人ではなくイラスト志望だった作者を、その画力に惚れこんだ編集が口説き落としてマンガを描く事になったって話しに納得できる書き込みで、「そうだ京都に行こう」ってなる事うけあい。
掲載順は単行本と違うが3作品が公式で試し読みできるので、是非読んでみるといい。
ちなみに俺が行ったのはWEBの方には載ってないが『フライドチキンとハイボール リンク』というお店。
次はサッカーマンガなのだが、監督に見捨てられた弱小サッカー部が舞台のマンガ。
元々同作者の『ミル』って化け猫と飼い主のマンガが好きだったので、『ミル』終わってからの次の連載作品ってので楽しみにしてたら、俺の応援してる京都サンガFCの山背選手のblog で取り上げられてて うぉぉぉ ってなったのでした。
まぁそーゆー導入は置いといても、どうせ全国優勝とか無理だけど、美しく敗北するかっこいい厨二病サッカーやろうぜ!ってマンガで、作者のサッカーが好きなのが滲み出る感じで欧州サッカー界のレジェンド達の話しが出てきて面白い。
方向性変わって次は電撃大王連載の萌え系マンガ。
『Aチャンネル』の黒田bb先生の新作なんだけど、作品初掲載時に公開されたカラーピンナップと、紙面通販のタオルケットのイラストがマジやばい感じで、発売日を待ってたんだけど、ヒロインのあまりが超かわいくて、もうそれだけでごはん3杯いただけますってくらいなマンガだった。
内容的にはもふもふした動物好きの主人公が学校の隣の孤児院で飼われてる動物目的で足繁く通うみたいな話しなんだけど、1巻の範囲はアクの強い登場人物が出揃うまでみたいな感じでまだ判断つかない感じ。
まぁでもあまりがかわいいので今のところそれでいいです。
最後に1冊、これは3月に出た本なのだが、kindle でセールをやっていたので買った作品。
同じく3月に出た『この男、甘党につき』も読んだんだが、えすとえむ先生の作品はオノナツメ先生と並んで俺の中でハズれの無い作家だな。
若い靴職人のマンガで、IPPO という作品タイトルは主人公が作った注文靴お店の名前。
この人は職人や若い修行者を描くのがほんとに上手いなぁ...
1話試し読みは公式ページのコミックスタブから読める。
kindle セールで買ったけどもっと早く読んどけば良かったなぁと思ったのだが、部屋掃除してたら積読コーナーからIPPO 2巻が出てきたのは内緒だ...
今月はここまで。
そういや周りは『いちえふ 福島第一原子力発電所労働記』を4月作品だと一番推してたんだけど、確かに面白いしすげーんだけど、俺がマンガに求めるものではないんやなぁ。
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